30代 発達障害 崖っぷち

小学生の時から名探偵コナンが好きな30代の発達障害者。コナンの世界のように楽しみたいと思い、最近の趣味は旅行と美術館、博物館巡り。

自分の発達障害における特性

自分の障害特性はたくさんあるが、大まかにいえば下記の事項が挙げられる。

 

①物事のつながりが見えない。

 業務を覚える際、形が違うけれどもやり方は一緒ということが分からないことが多い。また、事例は違うけれど根本的な問題は一緒だという認識が弱い。マインドマップで少し改善はできた。

 

②あいまいなものを理解するのが困難。

 言語化されていないその場の状況や暗黙の了解に察知する力が弱い。言葉を額面通り受け止めてしまうことが多いため、相手の意図を読み取ることが難しい。率直に意見を言われたり、具体的に言語化されないと仕事上でも自分で気づくのが遅いことが多々ある。また、人としての常識的な考え方ができていないので、今までの流れを読んだり、社会常識を想定したりして、前提条件になっている背景知識を掴みながら業務の指示理解をしていくのが苦手である。

 

③ある情報から自分がどうすればいけないのか想定するのが困難。

 メールなどの情報が流れたとき、自分にどうその情報が関係してくるのかがわからないことが多い。例えば、「○○のファイルは月に一度更新されます。=○○は月一で自分で更新しなければいけない。」ということに考えが結びつかないことが多い。率直に言葉が書いていないとその通りに動けなかったりする。答えが明確になっていない非定型業務はストレスに感じることが多い。

 

④相手の立場になって物事を考えるのが苦手。

 相手の立場になって考えているつもりでも、相手の状況が読めていなかったり、相手と自分との考え方の境界線が考えられていなかったりするので、空気を読めない行動をしてしまうことがある。空気を読むという訓練は自分にとって一生の課題だと言われた。

 

⑤目に入ってくる情報処理が人一倍遅い。

 今回の一番の退職理由がこれである。メールや社内報などの情報を理解したり、情報選択するのに時間がかかる。今までメールなどの内容をエクセルに転記して人一倍時間かけてでも、情報処理を行っていたが、作業能率面上、生産性がないと上司から判断されてしまったため、解雇されることにつながった。また、不明点などは先輩社員に確認を取ったりしていたが、就労年数を重ねるごとに許されなくなってきてしまった。

 

以上が主な自分の障害特性である。読者の中にも共通点があるかもしれないが、発達障害のコアになる部分だと思う。障害特性の分析はできていても解決策が立てられないことが多いため、退職の原因になった。やはり、努力不足なのかもしれない。