30代 発達障害 崖っぷち

小学生の時から名探偵コナンが好きな30代の発達障害者。コナンの世界のように楽しみたいと思い、最近の趣味は旅行と美術館、博物館巡り。

ミロのヴィーナス

フランスのルーブル美術館にミロのヴィーナスがある。世界的に有名な手のない彫刻の女性像である。

高校の現代文入試の新書で掲題に関する評論文が記載されていた。端的に言うと、この像は手が無いからこそ、芸術的な美しさを保っているという内容だった。手がないからこそ、そこには無限の手が広がっていることを想像出来ると筆者は主張していた。

これは障害者雇用についても同じだと思う。人間、健常者でも障害者でも関係なく不完全だからこそ、無限の可能性が広がっているのだと思った。完璧な者でないもの同士が認め合って支え合いながら生きる。これが理想の社会なのではないか。

上記の考え方は個人でも当てはまる。自分も完璧でないからこそ、健常者が当たり前に思っていたことも、当たり前ではないと説明できる。また、大切なものにも早い段階で気付けたりするので、不完全なありのままの自分をまずは受け入れていこうと思う。「自分にしかできないこと」は何なのか考えていこう。