30代 発達障害 崖っぷち

小学生の時から名探偵コナンが好きな30代の発達障害者。コナンの世界のように楽しみたいと思い、最近の趣味は旅行と美術館、博物館巡り。

自己成長とは何か

最近、自分は自己成長について疑問を感じている。自分が今まで生きてきた信念が自己成長であるが、何をもって自己成長なのか考える必要があると感じてきた。学生時代から社会人生活まで「障害特性を乗り越えること」を目標として生きてきたが、肝心な自分が最終的にどうなりたいというゴールが見えていないことに気付いた。

就労していく上でも「人として当たり前なことが出来ること」を目標にしていたが、「自分の努力=会社や社会が望んでいる努力」とは限らないことに気付いた。もちろん、前よりも違う自分でいたいというのは、全人類が持っている本能であり、科学技術などが進歩していくのも自己成長したいという人間の本能があるからだと思う。

しかし、他人は自分の自己成長を本当に望んでいるわけではないと思った。会社や社会が望んでいるのは、あくまでも会社の利益につながる成果であり、自分自身の自己成長ではないことである。具体的に言えば、「遅刻しないようになりました。ケアレスミスをしないようになりました。」と上司に言った。しかし、上司が「良かったね。でも、会社の利益につながる成果を出していないね。」と言われたら終わりである。言い換えれば、自己成長をしていなくても成果を出していればなにも言われないのである。

会社は学校ではないので、人として当たり前のことが出来るための訓練をする場でもないし、障害特性を改善させていく場ではない。社会人になって2社経験したことで気付いたことである。また、人として当たり前なことがもし出来たとしても、すべて自分の中の問題が解決するわけではないと思った。世の中はそんなに単純なものではないと思う。

では大事なのは何か。単純に「自分が何になりたいのか。」を考えることである。肝心なゴールが定まっていなければ、努力の方向性がズレていくだけである。「何を持って自己成長なのか」をもう一度考え直す必要があると感じた。自分のなりたいゴールのためにすることが、人として当たり前なことが出来ることなのか、就労移行支援事業所を選ぶ前に考えてみようと思った。もちろん、親は人として当たり前なことが出来ることを望んでいると思うが、それが自分の幸せにつながるのかは多分別問題である。人間は幸福を追求するために生きているものであるが、何が幸せなのか考えてみる必要がある。

 

以下、参考文献

 

 

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