30代 発達障害 崖っぷち

小学生の時から名探偵コナンが好きな30代の発達障害者。コナンの世界のように楽しみたいと思い、最近の趣味は旅行と美術館、博物館巡り。

無いものから有るものを生み出すのが仕事

現職で働いていた時、先輩社員から「仕事とは何か?」を教えてくれた。

仕事とは端的に掲題の通り、「無いものから有るものを生み出すこと」である。

この言葉を聞いた際、自分は今まで仕事をしたことがないということに気付いた。

自分が今まで行っていたことは、上司から与えられた業務をこなすだけの作業でしかななかった。つまり、30年生きてきて仕事というものをやったことがないことに気付いた。今までは本当に周りについていくことだけで精一杯だったからである。

上記のことを考えた時、自分にしかできない仕事って何だろうと思った。仕事は「社会に空いた穴」だというのを養老孟司氏が言っていたが、自分にとって社会の穴を埋めることは何ができるだろうかと考えている。

仕事で上手く行っている人達は飲食店でも塾講師でもどの業界でも一緒であるが、同じジャンルの職業でも自分のオリジナリティを考えて仕事を生み出している。

自分にとってのウリは発達障害であるが、ただ発達障害をウリにしても、今現在発達障害だと診断を受けている人は世の中にたくさんいるので、障害だけでは他の人と違いが生み出せないと思った。つまり、障害プラスアルファが大事なのである。

プラスアルファになるものが何かということを考えた時に、自分は中学受験や高校受験の現代文の内容があることに気付いた。入試現代文の文章は生きる上での知恵を設けてくれるので、「現代文の文章から発達障害につなげる知恵を共有すること」が自分にとってできることなのかもしれないと思った。

学生時代から周りにお世辞かもしれないが、「自分の文章は面白い」と言われていたことがあったので、自分が出来ることはある文章から発達障害について知恵をつけることなのかもしれないと思った。

自分は現代文は学生時代、大の苦手科目だったので、この機をバネに仕事を通して、コンプレックスを改善していこうと思った。自分のために行っていることが、結果的に相手のためになっていたら本当にうれしい。