30代 発達障害 崖っぷち

小学生の時から名探偵コナンが好きな30代の発達障害者。コナンの世界のように楽しみたいと思い、最近の趣味は旅行と美術館、博物館巡り。

新聞を読むことのすすめ

入社一年目の頃、上司から日経新聞を読むことを推奨された。正直、新聞の情報はあまり興味がなかったが、社会人として必要だと思い、表紙の部分だけでも目を通すように心掛けた。しかし、面白さを感じられなかったので、一時期は新聞を読まなくなってしまった。

就労移行支援事業所から英検の勉強を開始したので、読売新聞が出している「Japan News」を読むようにした。世の中の情報プラスで英語の勉強が出来ると思ったので、前職の入社一年目の時は定期購読をした。しかし、新聞を取っているのにもかかわらず単語だけ覚えているだけで、肝心の内容をつかんでいなかった。周りの社員からは「新聞を読んでいる意味があるのか」と言われたくらいである。確かに、単語を覚えているだけで肝心な内容を重視していないのは生産的ではないと思ったので、定期購読を解約した。

その後、先輩社員からの勧めで、読売新聞が出しているKODOMO新聞を購読することにした。KODOMO新聞は世の中の出来事を簡潔に要点を掴んで情報提供しているので、自分にとってはぴったりだと思った。今では、読売中高生新聞も並行して購読している。毎週木金に発行しているので、月1000円で済んでいる。

今では、学生向けの新聞プラスで時間がある際、読売新聞や朝日新聞など色々な新聞を読んでいるが、新聞の読むことのメリットとは何なのか自分自身で考えた。世の中の流れを把握できるのはもちろんあるが、興味関心の幅が広がるということである。インターネットだとつい自分の興味のある情報しか見なくなってしまうが、新聞は自分の興味ない情報も無意識に入ってくるので、視野を広げるきっかけになると思った。確かに、新聞の情報はすぐに役に立たないことが多いだろう。例えば、地球温暖化の問題、電気自動車の開発、各企業のCO2削減の取り組み、各国の経済状況などは、自分にとって身近なようで身近なものではないので、ただ情報として手に入れたとしても自分の人生に影響は出ない。しかし、世の中の取り組みや懸念を知ることで、抽象的に何が学べるかを考えることは、今後生きていく上での知恵につながると思う。

現代社会ではインターネットが普及しているので、「知識や情報の高速道路」が出来たが、自分の興味のある情報だけ検索しているだけでは、視野が狭くなってきていると思った。昔の人たちは情報を掴むのにもある程度遠回りした結果、思ってもいなかった新しい気付きなどが生まれたという。啓発本を出版している著者は新聞よりネットの情報がいいと言っているが、成功者はもともと興味範囲が広いので、素人が真似しても効果は出ないと思った。自分の場合、興味範囲が限定されてしまう傾向があるので、多少アナログなやり方で情報を掴んでいくようにしていく。