就労移行支援事業所を見学して分かって来たことは、事務職が向いていないのかもしれないということである。
就労移行支援事業所で訓練する事務作業は、一覧表の作成やデータ入力が多い。しかし、その簡易的な業務でさえもミスをすることが多い。ミスをしない工夫策を立てているが、人一倍時間がかかることが多いので、成果につながらない。また、一般企業の事務職に就職した時は、上記の定型業務だけやっていればいいわけではない。抽象的な問題を見つけて解決したり、あらゆる情報を取捨選択して、一つの成果物を作らなければいけない業務もある。また、他の人をサポートしたり、情報のとりまとめ役も出来なければいけない。
もちろん、2社だけの経験から話している内容であるが、基本は目から入ってくる情報の処理が遅い自分の特性からしたら困難な仕事である。もちろん、企業によってニーズは違うかもしれない。しかし、求人票からは読み取れないが困難な点である。就労移行支援事業所だけでは、すべての問題を解決することは出来ないので、実習を積み重ねた方がいいと感じた。