韓国ドラマで「ミセン」というのがある。元々は漫画を元にしたドラマである。
主人公のグレは26歳で囲碁のプロになることを断念する。韓国は日本以上に学歴社会なので、職歴も学歴も資格もないまま一般企業に就職したグレは、他の先輩社員から仲間外れにされたり社内いじめを受けるようになる。しかし、仕事を観察して覚えたり、囲碁で培った根性を売りに会社に貢献していくストーリ―である。
このドラマはまだ一話しかみていないのだが、一つ学んだことは「会社は学校ではない」ということ。必ずしも上司が一つ一つ丁寧に仕事を教えてくれるわけではないので、自分から自発的に学んでいかなければ仕事はできるようにならないということである。
最初に入った会社では、先輩社員は行き当たりで仕事を自分に教えていた。物覚えが悪い自分にとっては、もう少し丁寧につながりが見えるように仕事を教えてくれないかと思っていた。しかし、このドラマを見て、会社の上司は必ずしも学校の先生とは違って具体的に指示をしてくれるわけではないことに気付いた。
また、仕事の成果物でも自分がいいと思っているだけではダメである。上司がダメだと言ったらそれはダメなやり方なのである。仕事は他者評価がすべてだと分かった。
今まで仕事で上手く行かなかった原因はやはり、根本的な会社に対する捉え方が違っていたからかもしれない。自分で気付かなければ分かることではないので、このドラマを通して色々と学んでいこうと思った。