今まで自閉症関連の映画で有名なのは「フォレストガンプ」や「レインマン」などのアメリカ映画だろう。しかし、韓国映画で自閉症のおすすめの映画がある。それがマラソンである。
主人公のヒョンジンは自閉症を持っており、ジャージャー麺とシマウマが大好きな少年である。ある日、マラソンに興味を持つようになり、元マラソン選手のトレーナーから指導を受けるようになる。しかし、このトレーナーの人は仕事をサボる癖があり、上手く主人公を利用するところがある。障害者だからと言って必ずしもいい扱いを受けるわけではない厳しい現実世界を如実に映している。
また、この映画は家庭の問題も書かれている。主人公には弟がいるのだが、母が障害を持っている兄に付きっきりの状態になってしまい、自分が見放されている存在だと思ってしまう。弟は兄の事を好きではないし、心が満たされない生活を送っているので、ある日非行に走ってしまう。障害を持つ家庭や兄弟の問題もこの映画から学べる。
他にも韓国映画で自閉症関連の映画は「無垢なる証人」や「それだけが僕の世界」などがある。どちらもストーリー的に面白いのでオススメである。また、自分がすごいと思うのはやはり自閉症の人達を演技した俳優や女優達である。自閉症の人の特徴を細かく観察したり、当事者の立場になって考えなければ、あそこまで演技は出来ないと思った。韓国ドラマや映画は俳優や女優の演技力で感動することが多い。今後も見ていこうと思った。