日本語や韓国語は主語が無くても伝わる言語である。英語などは主語と述語がないと通じないが、日本語は動詞だけで通じてしまう言語である。そのため、脈絡を判断しなければ読み取れないことが多い。
これは便利な言語であると同時に不便な点もある。特にアスペルガーの場合、人から指示された時、主語が分からないと指示が理解出来ないときがある。そのため、主語を確認してしまうと、場合によっては「当たり前だろ」と注意されてしまう傾向がある。主語と述語がセットの英語とは違って、不便な言語である。
また、主語が不明確だと犯罪が起きた際、証拠を掴むのにも難しいことが分かった。例えば、「○○がやった」と言えば、その人がやったと証拠になるが、「やった」だけだと誰がやったか分からない。主語がなくても伝わる言語は色々とトラブルがおきやすい。
コミュニケーションの問題は言語の仕組みから来ることを知った。しかし、日本人である以上はこの仕組みに合わせていかなければいけない。仕事していく上では大変なことである。