最近は無料や少額で視聴できるツールが増えた。無料オンラインプラットフォームを初めドラマ映画配信サイトなどレンタルショップに行かなくても簡単に家で視聴できる時代になった。自分の学生の頃は、音楽を聴くのにもお金がかかって、頑張ってお小遣いを貯めて好きなアーティストのアルバムを買ったものである。好きなものを視聴するのにも必死だった。何度もCDショップに行ってニューアルバムを視聴するのも思い出だった。
それと比べて、現代は無料で好きな時に好きなだけネットで検索してお金を出せば色々なものが見れる。学生時代の苦労は何だったのかと思うくらい便利な時代になったものである。これからは音楽や映画などの市場価値は下がっていくものなのだろうか。これだけ時代が変わっていくとは自分が学生の頃は思っていなかった。
けれども、簡単に何でも手に入る時代が果たして幸せなのだろうかと思うことがある。お金がなくて好きな音楽が聴けない時は、頭の中で思い出しながら音楽を流すしかなかったのに比べて、手に入った時は虚しく感じる時がある。また、CDのアルバムを買えば、興味のなかった音楽も無意識に入ってきて視野が広がったりした。簡単に手に入るものは価値がないのかもしれない。
