30代 発達障害 崖っぷち

小学生の時から名探偵コナンが好きな30代の発達障害者。コナンの世界のように楽しみたいと思い、最近の趣味は旅行と美術館、博物館巡り。

嫌なことをやって稼ぐのが仕事

仕事の基本は人が嫌だと思うことを自分が代わりに行うことで、その対価として給料をもらうことだという。仕事を行う側がつらい思いを代わりにすることで、顧客側が喜ぶ。その結果、売り上げにつながるのが世の中のしくみである。

以前、フレアバーテンのお店に行った際、バーテンダーの人と仕事観について話す機会があった。フレアバーテンダーはお酒をジャグリングして、大道芸のようなパフォーマンスをする仕事である。正直、カッコいいとは思うが、ほとんどの人がやりたいと思わない仕事だと思う。ジャグリングで失敗したときは、お酒がだめになってしまうので、赤字につながってしまう。また、パフォーマンスで成果を上げる為には、お酒の知識だけでなく、とてつもない練習が必要である。想像力の弱い自分でも大変な仕事だというのが分かる。

しかし、フレアバーテンダーの人が言うには、「他の人がやりたがらない仕事を自分達が行うことで、給料をもらっている。」という。この言葉を聞いた時、自分は何も正直言えなかった。みんなその仕事を楽しいと思って行っていると思っていたからである。

しかしこの時、誰かがやりたがらない仕事は給料が高いという本質も知った。自分のやってきた仕事は誰もやりたがらない仕事かというとそういうわけではない。逆に事務職はやりたい人がいっぱいいるので、競争率も高いし給料も比較的低い。

学生時代、ラーメン屋のバイトをやっていたが、深夜にシフトが入れる人が他にいなかったので、仕事は出来なかったが、リストラにはあわなかった。また、そこでは誰もがやりたがらない仕事を自分が率先して行っていた。

ただ嫌だと思って仕事をするのは良くないが、他の人がやりたくない仕事をあえて引き受けることで、道が切り開けるのかもしれない。嫌なことでも楽しく仕事をするのが粋なのかもしれない。