30代 発達障害 崖っぷち

小学生の時から名探偵コナンが好きな30代の発達障害者。コナンの世界のように楽しみたいと思い、最近の趣味は旅行と美術館、博物館巡り。

オンリー1、ナンバー1とは何か

「生物界の世界ではナンバー1しか生き残れない」

中学受験の国語の問題に書いてあったことである。趣旨としては、世の中は弱肉強食であり、強いものが勝つということである。しかし、ただ単純に強いものが生き残れる世界だったら、なぜこの世界には鳥類、哺乳類、魚類、動物性プランクトン、植物性プランクトンでも同じ類の中で様々な種類の生き物が存在するかという理由が書かれていた。それはあらゆる生き物は自分だけのナンバー1になれる場所を見つけて生きているということである。自然界の生物は自分だけの居場所を見つけて生きていると。だから、どんなに弱そうに見える生き物も、どんなにつまらなそうに見える生き物も、必ずどこかでナンバー1なのだという。つまり、自分だけのナンバー1になれる生き方を見つけることが大事だという意図だった。

これはもちろん仕事においても同じだと感じた。世の中は、色々な人種の人がいて、障害を持っている方ももちろんいる。肉体的に強い人やもちろん弱い人もいる。もっているDNAが違うので能力の差が出てくるのも当然であるが、みんな一人一人、自分だけの土俵を見つけて生きている。言い訳になるかもしれないが、自分が今まで仕事でナンバー1になれなかったのは、自分が勝負できる土俵ではなかったからなのかもしれない。障害者雇用の中でも競争社会が存在するが、どの仕事が自分にとってナンバー1になれるのか考える必要があると思った。

ヨーロッパのことわざで、この世に生まれてくること自体が奇跡だという意味の言葉があったのを思い出した。精子卵子に受精するときから競争社会があるので、この世に生を受けることが、まずはナンバー1なのだという。

SMAPの「世界に一つだけの花」の歌でも、ナンバー1よりオンリー1という言葉があるが、真のオンリー1とは上記の意味なのではないかと思った。