自分は中高時代は生物部に所属していた。公立などにはない男子校特有の部活である。活動場所は生物室であり、ワニガメやウシガエルなど色々な生態系を飼っていた。子供の頃から生き物が好きで、私立受験でこの学校を選んだのもこの部活に入りたいからであった。この部活は合宿も多く、田舎の方に泊まって田植えや竹炭作りなども行っていた。夏合宿では、ウミホタルや海洋類を取るために3泊4日の合宿に出かけた。
この部活では中高ともに部長まで勤めたが、部長らしい行動は全然していなかった。すぐに相手のせいにするし、主体的に動いたりもしていなかった。時間の流れは速く何もしないまま終わってしまった。今思えば、釣りの技術や農村の知識なども得られるチャンスだったと思い後悔している。
しかし、自分はこの部活が本当に好きだったのかと考えることがある。生き物は好きだったが、好きのレベル的に他の人レベルではなかったのかもしれない。今につながっていないのであれば、努力するべきではなかったのかもしれない。自分探しは長くなりそうである。