30代 発達障害 崖っぷち

小学生の時から名探偵コナンが好きな30代の発達障害者。コナンの世界のように楽しみたいと思い、最近の趣味は旅行と美術館、博物館巡り。

出会いと別れ

「出会い」にも意味があるが、「別れ」にも意味があると思う。

人生では色々な人と出会う機会が多いが、ほとんどの出会いは長続きしないことが多い。時代によって、相手も自分も状況が変わるので、常に昔の価値観では生きないからである。30になってくると、学生時代の友達と縁が切れてくるのは結婚や昇進など色々な経験をするからだと思う。

出会いによって人は成長するが、別れることでも成長すると思う。スピリチュアル的な話になるが、その人との縁が切れるということは、「あなたはその人からもう学ぶことはない」という神様からのメッセージなのだろう。出会いと別れはその人の成長度合いによって変わってくるのもある。

自分の場合、中高時代の友達とここ最近まで飲み仲間だったが、昔よりも純粋な気持ちで話が弾まないことが多くなった。また、みんな自分の状況が学生時代と変わっているので、話が合わないことだらけになった。率直に言うと、中高時代は彼らから学ぶことは多くあったが、その時よりも彼らから学べる事はなかった。学生時代の延長線をやっているような感じだった。

今の自分にとって大切なことを色々と教えてくれるのは、社会人になってから出会った人達である。会社の先輩、プライベートでの飲み屋のマスター、スタッフから学ぶことが多い。社会人になって出会う人達は自分から自発的に出会った人たちなので、自分にとっては学生時代の友達よりも大切な存在である。特に自分は発達障害を持っているので、発達障害についての的確なアドバイスをくれるのは、発達障害関連で社会人で出会った方達である。

学生時代の友達の共通点は、「同い年に生まれて、同じ学校に通った」という共通点だけである。友達になれたのは奇跡かもしれない。しかし逆に言うと、同い年に生まれていなくて同じ学校に通っていなければ、友達にはなっていないということである。こう考えたら、学生時代の友達は自分にとって絶対的な存在ではないことが分かる。卒業して接点がなくなれば、縁が薄れてくるのも当然である。

今現在、SNSなどが普及して別れるという感覚が薄れてきているが、相手との会話に波長が合わなくなったり、タイミングが合わなくなってきたら、その人とはそこまでの関係だったと割り切ったほうがいいと思った。

この文章を読んでいる方で学生時代友達が一人も出来なかったという人はいると思うが、僕の考えを気に考えなおすきっかけになれたら幸いである。自分の状況が変わっても縁が切れない存在。それがあなたにとって本当に大切な人達である。