我が家にはミニチュアダックス♂がいる。七年前に母親が引き取った保護犬である。今まで飼い主に二回捨てられた犬である。今では自分の弟のような存在である。
彼が来る前、自分は犬に全くを持って興味がなかった。犬もあまり触れないし、犬種も色々いることにも興味を持っていなかった。そして、犬が家に来ることにも否定的だった。毎日の散歩は面倒くさいし、排泄物の処理も大変なので、自分の時間が潰れると思ったからである。
しかし、彼と一緒にいると学ぶことがたくさんある。犬は人間と違って喋れないので表情を見て感情を読み取る訓練にもなった。また、散歩をしていると自分の家の周りの素晴らしさに気付くことが多い。前職も家から近い職場を選ぶきっかけになったのも彼の存在が大きい。また、彼を通して保護犬の問題というものを知るきっかけになった。彼のおかげで世の中の視野が広がったといっても過言ではない。
もっと早い段階であっていたかったという気持ちもあったが、出会いはすべてジャストタイミングだという言葉があるので、本当にその通りだと思った。大学時代に会っていたら、学生活動のほとんどは出来なかったと思う。また、幼少期から引き取っていたら、保護犬の問題というのにも目を向けなかったと思った。出会いはすべてジャストタイミングである。