英語の勉強を通してビジネスで成功をするのが、かつての夢だった。
「一芸は道に通ずる」という言葉があるが、自分はこの言葉を間違った意味で捉えていたことが分かった。
会社の先輩社員に英検一級に合格して英語をウリにしていきたいと相談したが、自分の場合は「井の中の蛙」だと言われた。自分は英検準一級に合格しているけれども、英語が出来ない人からしたら出来る方だと思うが、出来る人たちの立場からしたら、出来ない方だということである。つまり、一芸から程遠いということである。
英検一級が自動車学校でいう免許であるならば、準一級は仮免許であるという。英検一級に合格して英語関係の仕事をもらえたら一芸につながるが、資格を持っているだけでは一芸につながらないというわけである。すなわち、「一芸は道に通ずる」の意味は、仕事で一流になった人は他の道でも一流になるという意味だということである。
資格を取得すれば道が切り開けるわけではないことが分かった。自分は今まで学生時代から英語ができるということで、ウリにしようと考えていたが、上には上がいるということを知った。自分だけの土俵はどこかもう一度考える必要がある。
