30代 発達障害 崖っぷち

小学生の時から名探偵コナンが好きな30代の発達障害者。コナンの世界のように楽しみたいと思い、最近の趣味は旅行と美術館、博物館巡り。

アメリカに一ヵ月ホームステイ

高校一年生の時、夏休みに1ヵ月アメリカのオハイオ州にホームステイをした。その時、お世話なった家族とは今でもSNSでつながっている。今でも、アメリカの父親と母親は自分のことを息子として扱ってくれている。

アメリカでは色々な経験が出来た。ホストの従姉弟の結婚式に参加したり、人類初の月面着陸に成功したニール・アームストロングの博物館に連れて行ってもらったりした。1ヵ月しかいなかったからかもしれないが、アメリカでは楽しい思い出が多かった。

自分がアメリカで学んだことは、「国が違ってもコミュニケーションの基本は一緒である。」ということである。日本のように「空気を読む」という言葉はないかもしれないが、相手に思いやりを持ったり、相手の表情を読むことは特に変わらないことが分かった。

よくアスペルガー症候群の人はアメリカに住んだら暮らしやすいと聞くが、それは人によると思った。ホスト先の人は多分、日本人は察する文化のため、意見を率直に言わない民族だということを事前に教えられている可能性はあるが、協調性を大切にするところは経験上一緒だと思った。また、アメリカは自分の気持ちをはっきりと伝えないと分かってもらえないため、自分の気持ちを上手く表現できない自分にとっては生きやすい環境ではないと思った。

今までの人生で何度かアメリカに住みたいという夢を見たが、自分の場合、環境を変えれば生きやすくなるというわけではないと思った。大学時代から世界各国の人達とコミュニケーションを取る機会が増えたが、どの国でもコミュニケーションの基本は一緒であると感じた。違うのは、顔と言葉と食べるものだけだと思う。