30代 発達障害 崖っぷち

小学生の時から名探偵コナンが好きな30代の発達障害者。コナンの世界のように楽しみたいと思い、最近の趣味は旅行と美術館、博物館巡り。

大学時代のバイトで注意されたこと

大学時代、ラーメン屋やファーストフード店でバイトをしていた。

特に、ラーメン屋は高校生の時からやりたかったバイトだったので、大学に入学してからすぐに応募した。威勢のいい掛け声とテキパキとしている仕事姿に憧れを抱いたからである。

しかし、思っていたよりもラーメン屋はきつかった。臨機応変な対応、スピード勝負の世界だった。アスペルガーの人は接客業に向いていないというが、本当だと思った。特に皿洗いで人一倍時間がかかったので、向いていない仕事だった。

スピードでも周りから注意を受けたが、もっと肝心なことが出来ていなかったのは、「仕事を覚えられない」ということである。頭で覚えることが苦手なので、ノートでメモをしていた。しかし、それでも覚えられなかったり、言われたことから応用することが難しかったので、何度も同じ質問をしていた。何度も同じ質問をするのは、プライベートでも学生時代から友達にやっていたので、友達から「本当にやめた方がいいぞ」と注意されたくらいである。バイトでも同じことをやっていたので、「何度も同じことを聞くのは、どんなに優しい人でも怒ります。」と叱責を受けた。

後々、社会人になって作業が中々覚えられない原因は、「物事のつながりが見えない」という特性から来ていることが分かった。しかし、その時は「ただ物覚えが人一倍悪い」という認識しかなかったので、同じようなミスや質問を繰り返していた。

また、他の人が少し考えれば判断つくことも分らないので、他の社員の方に同じようなことを聞いていた。その都度、相手は作業を止めなければいけないので、周りに迷惑をかけていた。

バイトの経験から自分は健常者と同じように働くのは難しいことが分かったので、支援センターに足を運ぶことになり、障害者雇用で就活を始めることにした。