30代 発達障害 崖っぷち

小学生の時から名探偵コナンが好きな30代の発達障害者。コナンの世界のように楽しみたいと思い、最近の趣味は旅行と美術館、博物館巡り。

発達障害は人と関われば成長するか

表題の改善策について考えていきたい。よく「ダイヤはダイヤで磨かれるように、人は人との関わりで磨かれる」と言われている。自分もよく精神科の主治医に相談する時は、人と関わった方がいいと言われてきた。(まあ、主治医が人と関わっても意味ないと仕事上言うのは難しいが)しかし、発達障害の人にとってこれは果たして得策なのかと疑問が湧いてくる。もちろん、軽度の発達障害の人にとっては成長につながるかもしれないが、自分のような中度、または重度の人にとって改善策なのかは疑問である。

今現在、ネットが普及したせいか、ひきこもりが増えていると言われている。その引きこもりの子供たちのほとんどが発達障害だと診断されている。地方ではメンタルの弱い発達障害の子達のために農業体験をさせて社会復帰させようと試みてみる。また、少年院に行く子達も発達障害の子が多いため、行動療法やトレーニングをさせていると言われている。しかし、これらの療法をやっても一筋縄でいく改善策が見つかっていないのが現状である。

そもそも、発達障害の人は自分のことを客観視するのが苦手なため、人と関わって自己認知が深まるわけではないと思う。公の場で失言をしてしまったり、場にそぐわない行動をしたとしても、他人はいちいち注意しないため、周りから鈍感だというレッテルを貼られて距離を置かれるだけでの場合が多い。また、自分自身で問題に気付かない限り、フォローがもらえないことがある。障害改善には人との関わりが重要ではないのも見えてくる。

自分自身、振り返ってみても色々な人と10代、20代の頃は関わってきた。アルバイト、学生活動、部活、飲み屋などで幅広い世代の人と関わってきた。しかし、今でも人間関係に悩んでいる自分がいる。自分の経験からも得策ではないことが分かる。

発達障害の人は想像力が弱いので、経験や体験したことにしか糧にならないと思っている。情報などから推測するのも苦手なので、人との関わりよりも経験を増やしていった方がいいのかもしれない。自分にとって一人旅は成長するきっかけになったので、今後も時間とお金が許す限りやっていきたいと思っている。