ここ近年、掲題のスローガンが社会に浸透してきている。障害者やLGBT、ジェンダー問題なのでも社会的にこの風潮になってきている。
自分はこれを幻想だと思っている。そもそも、相手を尊重するというのは人として当たり前のことである。しかし、世の中は差別や戦争などが起きている。職場に行っても競争社会でみんなで仲良くするというのは難しいことが分かる。また歴史上、何度も(特にアメリカ)このスローガンをもとに政治を行ってきたが、未だに改善されていないのが現状である。当たり前のことをわざわざスローガンにするということは、それが当たり前ではないからかもしれない。
今まで、自分も職場や学生時代も人から嫌われないようにしてきた。しかし、どう振舞っても嫌われる時は嫌われるし、相性というものも存在する。障害者雇用でも障害者だからといって特別扱いされるわけではないことが分かった。障害者雇用の多様性も幻想なのが、世界を俯瞰すれば分かることである。
また、障害者雇用が上手く行っている企業とそうでないのに分かれるのは、日本経済がよくないからだということも分かった。今現在、世の中でインフレが起きていて、一般社員の人も働くのに必死である。その中で障害者を尊重している余裕はほとんどの会社にはないことも分かった。今後は個人の力が必要になってくるのだろう。