30代 発達障害 崖っぷち

小学生の時から名探偵コナンが好きな30代の発達障害者。コナンの世界のように楽しみたいと思い、最近の趣味は旅行と美術館、博物館巡り。

苦い中のうま味

人生や仕事の楽しみの見つけ方は「苦味の中のうま味」を見つけることだと気づいた。大人の嗜好品には苦味を楽しむ飲み物や食べ物が多い。例えば、ビールやコーヒーなどがそうである。本質的には苦くて美味しくないと思うものであるが、慣れてくるとその中での美味しさを感じるものである。仕事や人生でも長年生きていれば何度も苦い経験をしていく。その中で自分の中での楽しみを見つけていくのが生きがいにつながると思った。

また、人の能力には限界があることを知るのも苦味を味わうことにつながることが分かった。世の中は不条理な部分があるので、努力だけでは辿り着けないものもあるし、必ずしもすべてが報われるわけではないことに気付いた。自分の限界を知って、自分だけの土俵で戦っていくことの大切さを知った。

この文章のもとになっているのは、中学受験の国語の文章である。自分の時代には上記のような自分の限界を知ることの大切さを書いた文章は載っていなかった。また、学校でも努力は必ず報われることを先生から教わっていた。しかし、身の丈に合わない努力をすることで自分を破滅してしまう人がたくさんいるからなのか、こういう文章を出してくることに驚いた。時代は変わってきているのかもしれない。努力だけでは報われない部分がある。この重要性を幼少期から学ぶことは大切だと思った。